日本語がヤバい
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
本日ピックアップしたのは「ヤバい」という言葉です。
若者言葉の代表格とも言えるこの「ヤバい」、若者と話したら必ずと言っていいほどこのワードは出てくるんじゃないかと。
この「ヤバい」、とにかく汎用性が高いんですよね、いつどんなときでも使える。
「今日熱くない?」という代わりに「今日ヤバくない?」とか「今日ヤバくない?熱さ」とか、なにかの単語の代わりに使ったりその物事が激しいなんて意味で使われたりしますね。
そういえば「凄い」も似たような使い方をしますね。ただ、基本的にポジティブな印象を受ける言葉です。
その点、「これヤバい」というと、「これヤバい↑」(例えば試験の問題が簡単だった)や「これヤバい↓」(難しかった)のように同じフレーズでいい意味にも悪い意味にも使えるので、「凄い」よりも使える場面は多いです。
先日、電車に乗っているときにある女子高生たちの会話が耳に入ってきました。
(おそらく携帯の画像なんかを見て)
「これヤバない!?」
「なにー?え、ヤバっ!」
「ヤッバヤッバ!」
「これはほんまにヤバい!」
「えーヤバーwww」
「いやーヤバかったわー」
てな感じでした。耳を疑いました(笑)(笑)
ほんとにこんな会話する人たちがいるんだなってちょっと感動しました(笑)
この会話を聞いて思ったことは、なにか凄いことがあったんよろうなーっていうことと、盛り上がってるなーってことでした。
後から思い出したら、彼女たちがどういう風に盛り上がっていたのか、何を見ていたのかさえ1つもわかりませんでした。いや、笑えない。
いや、本人たちには意味は通じていて、盛り上がっていたのだから全く問題は無いっちゃ無いんです。でも、本当に言いたいことは友達同士に伝わっているのかな?と疑問に思いました。
確かに「ヤバい」っていう言葉は便利なんです。どこでも使えます。言葉に詰まったらヤバいって言っとけば問題ないです。
その場は。
私が心配に思ったのは、そんな言葉ばかり使っていたら他の言葉使えなくなるんじゃないってことです。語彙力がない、ボキャ貧ってやつですね。
意味は伝わるものの、その場に適した表現はもっと他にあります、確実に。
表現力が乏しいと、考えを正確に伝えることが難しいです。考えていることが伝わらないってとてももったいないと思います。
私が友人と話していても「えっと、、(言葉が思いつかない)、やっぱいいや!」っていうような場面はちょくちょくあって、そのたびにもったいなかったなと後から悔みます。
沢山の言葉を使えるようになればなるほど、考えを表現できるし、人生の豊かさに繋がるんじゃないかなって。
言葉にできない感動的な景色なんていうのもあると思います、それはそれでいいと思いますが(笑)。「言葉にできない」は最上級の表現だと思うので(ややこしい)。
先ほどの女子高生たちの話は代表的な例ですが、他にももっと言葉を自由自在に使えたらいいのになと思うことは多々あります。
若者言葉がはびこっている現代に、美しい日本語が失われていくんじゃないかという不安を抱いたので、この話題について書かせていただきました。(タイトルのヤバいはネガティブな意味です)
こんな話題は議論されつくされているかもしれません。
でも、22歳の僕がそう感じるって相当だなと思ったので。
じゃあ、どうやったら言葉をうまく使えるようになるのって話ですよね。
語彙を増やす手っ取り早い方法のひとつに、本を読むことがあると思います。
特に、私は小説がお勧めです。自己啓発や教科書のような本を読むよりも、美しい日本語が沢山出てくると思います。
小説というのは、読み手に文章から情景を想像させるために様々な言葉の工夫がされていると思いますから。
私もヤバいという言葉、使ってしまいがちなので←
意識して他の言葉を探すようにしています。
もっと言葉を使いこなせるように精進していきます。
以上です、失礼しました。